きました!
イタリア界のゾンビ監督と名高いルチオ・フルチ御大。
最高傑作と思います「サンゲリア」です。
2021.4.1 記事更新してます
サンゲリア ZOMBI 2
1979年/イタリア/91分
原題 ZOMBIE
【監督】ルチオ・フルチ
【脚本】エリザ・ブリガンティ
【出演】ティサ・ファロー/イアン・マカロック/リチャード・ジョンソン
あらすじ
ある日、ニューヨーク湾内で奇妙な事件が発生した。漂流中のクルーザー内に踏み込んだ警備船の警官2名が、全身腐乱した男に襲われたのである。男に噛まれた警官1人が犠牲となり、男は全身に銃弾を打ち込まれて海中に姿を消した。
クルーザーの持ち主の娘であるアン・ボールズ(ティサ・ファロー)と新聞記者ピーター・ウェスト(イアン・マカロック)は、アメリカ人夫婦ブライアンとスーザンのクルーザーに同乗し、アンの父親がいるはずのカリブ海に浮かぶマトゥール島へ向かう。
だがそこは、死んだ者が蘇って生者を貪り喰い、噛まれた被害者もゾンビになる恐るべき魔境と化していた。島の診療所で研究を続けるメナード医師の妻ポーラとスーザンはゾンビに喰い殺され、何とかメナード医師の診療所に戻ったピーター達も次々と蘇るゾンビに追い詰められてゆく。
メナード医師、使用人ルーカス、看護婦ミッセイが次々にゾンビに襲われる中、即製の火炎瓶と銃を使いピーターとアンは辛うじて島を脱出するが、船倉ではゾンビ化したスーザンに噛まれたブライアンが蘇り、ニューヨークでも腐乱した男に殺された警官からゾンビの増殖が始まっていた。
引用先 wikipedia
原題が「ZOMBIE」やら「ZOMBIE2」と「ゾンビ」に対抗。
というよりも、「ゾンビ」人気に追い付け追い越せとモノマネで作った作品。
しかし、グロ演出では定評のあるルチオ・フルチ先生なので、なんせ汚いゾンビのオンパレード。
しかしこれが、この作品に味を持たせています。
まあいろんなゾンビが登場しますが、中でもゾンビVSサメは伝説的シーンになってます。
これはぜひ見てほしいですね。
何でこのシーンがあるのか?撮影したかったからという話です(笑)
映画を見るとわかりますが、ほんと取ってつけたような流れでこのシーンへとつながります。
どうやら、サメの映像を購入しサメ映画を撮ろうとしていたが頓挫した企画があり、
その映像を使えないか?ということで差し込まれたシークエンスだとか。
でもこれが、なかなかの迫力なんですよ。
サメと戦うんだもん。
この「サンゲリア」ゾンビは、基本、目をつむりゆっくりした動きが特徴なんですが
サメVSゾンビのシャークハンターゾンビは動き早い!!
しかも目が開いてる!!(笑)
そりゃ、死に物狂いですよ。サメと戦うなんて思ってもなかったでしょうね。
いろんな意味で名シーンです。
また有名なのが目にくし刺しシーンです。
この方は、メナード医師の奥さんです。
奇麗な方で、ちょっとヌードも披露してくれます。
ホラー要素とエロ要素はこのころの映画には欠かせないものでした(笑)
今でもその要素は必要不可欠と言われているとかいないとか。
当時このシーンは本当に怖かった。
目にグサッ!と刺さるシーンをゆっくりエグく映しています。
刺さるとこまで映像は映してるので、苦手な方にはきついシーンです。
まあなかなかエグイしグロい。
でもこの当時の特撮はやっぱりいいですよ。
今みたいに、なんでもCGでやっちゃうなんてもんじゃないので手作り。
だから、なんかリアル。
ほんとに、刺さってるんじゃないの?って感じになるんです。
ジワジワ目の前に近づいてくるクシ。
目にクシが刺さるシーンは横からの撮影です。
あ~~~~~~!!みたいな。
刺さる~~~~!!!ッ感じです。
痛い・・・とんでもなく痛いだろうな・・・
ゆっくり撮影するのがみそです。
本当に怖いシーンです。
個人的には、ゾンビ映画の中でも大好きな作品の一つです。
最後のゾンビの群れがブルックリン橋を闊歩するシーンは衝撃的。
その横側を車が走っているのもシュール。
どうやら、ゲリラ撮影を行ったため、道路を規制できなかったとか。
それもよい方向に雰囲気出てます。
ぜひ見てほしい作品です。
追記(2021.4.1)
実は、サンゲリアのブルーレイリマスターみたいなのがあったの
ついつい購入してみてしまいました。(笑)
新品価格 |
一応「日本語字幕」入ってます。
やっぱり、画面はきれいになってます。
以前は、なんとなくモヤがかった映像だったんですがかなりクリア。
ゾンビもすっきりはっきり見えます。
ウジ虫も気持ち悪い・・・
串刺しシーンもかなりクリア。
でもね・・・・
なんでしょう、この違和感。
やっぱり「サンゲリア」はもやがかった、昔ながらの映像で
ゆったりまったり見るほうが楽しいかな~~~(笑)
まあ、思いで補完なところがかなりありますが。
面白いのは変わりませんのでおすすめします。
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