カニバリズム信奉者ではありませんが、好きなんですね〜“ゾンビ映画”。
巨匠ロメロの「ゾンビ」(78)に衝撃を受けて以来、数々のゾンビ映画を観て来ましたが、「おっ」と思える作品に出会えることは実に少ないです(ただし巨匠の新作「ダイアリー・オブ・ザ・デッド」(07)は久々の傑作でしたが)。
もちろん劇場未公開&DVD直行作品となると、目も当てられないのがほとんど。そんな中、この作品は“意外と”できてる方だったと言えるかもしれません。
いろいろな方も書かれてますが、確かに本作の脚本は“意外と”ちゃんとしてたと思います。エコだけでなく、生存本能むきだしの人間の姿とか、不条理な現実を前に人がいかに狂気に駆られるかなどなど。
もちろん細かい突っ込みどころは山ほどありますが、掃いて捨てるほどあるダメダメゾンビ映画に共通する“あなたも10分で書ける脚本”ではなく、それなりに中身が詰まってましたので(ラストの賛否両論も納得)。
スプラッター描写は簡単メイク&血糊というチープなものですが、それを補うかのようにアクティブなカメラワークと思わせぶりなアングルが、まずまずの緊張感を漂わせてました。粒子を荒く調整した映像のザラつきも、森に充満する湿度のウェット感と、いい感じのギャップを与えて印象的でしたし。
7泊8日レンタルなら文句はないゾンビ映画ではないでしょうか(笑)。
引用先 Amazon
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