ツアー旅行で泊まったホテルでの恐ろしい出来事
311 : 本当にあった怖い名無し : 2007/11/03(土) 09:02:55 ID:ieuFYWAtO
某新聞の北海道ツアーで泊まったビジネスホテルの話やねんけど。北海道にはオカン、お祖母ちゃん、姉やん、私の4人で行った。
ツアーは旅行好きのお祖母ちゃんの奢りやって、そりゃあ姉やんとwktkした。
ウチのお祖母ちゃんってのがとんでもない当たり引きなもんで、例に挙げれば王将の餃子を買って来たは良いけど、餃子にホッチキスの芯が入ってたとか。その代わり福引きは必ずティッシュ当てんねんけど。まぁ、ダークな当たり引きなんやわ。
そんなお祖母ちゃんが持って来た旅行話やから、幽霊部屋引くんちゃうんwwwって感じでwktkしてたわけ。単純に北海道も嬉しかったけど☆
312 : 本当にあった怖い名無し : 2007/11/03(土) 09:04:40 ID:ieuFYWAtO
一日目、慣れない飛行機とバス移動でようやくホテルに到着。ツアーやから一日目は札幌、二日目は函館に泊まるのね。
部屋は2名1室で、私は姉やんと2人。当時16歳と18歳の女の子にとっちゃホテルで大人がいない部屋なんて、テンション上がりたい放題やった。
フロントから鍵を2部屋分もらい、お祖母ちゃんからどっちの部屋にするか聞かれた。
2つの部屋は隣同士の部屋じゃなく、廊下の奥の方にある部屋と、そっから4部屋ぐらい離れた階段が手前にある部屋だった。奥のが良かったけど、階段近い方が便利やろとお祖母ちゃんが気遣ってくれて、階段の手前の部屋…432号室になった。
今から思えば謙虚に拒否れば良かたorz
お祖母ちゃんの当たり引きなんて、姉妹で舞い上がってぶっ飛んで、イソイソとウチラの部屋を開けてみた。ちなみにまだオカンもお祖母ちゃんもいて、部屋を一緒に覗いた。
開け放った部屋はなんつぅか、暗い。どんよりしていて、重たい。
313 : 本当にあった怖い名無し : 2007/11/03(土) 09:06:21 ID:ieuFYWAtO
お祖母ちゃんへの先入観から来るものだろうと思って、さして気に止めずオカン達と別れた。
後で聞いた話だが。
『あの部屋、何や気味悪いなぁ』と、お祖母ちゃんが言っていたらしい。
……先言えorz
部屋に入って荷物を置き、結構我慢していたのでトイレにソッコー入った。
トイレの便器の正面には洗面台があり、右側にはドアがあって、開ければバスルームが設けられていた。
座って用を足していると、寒くないのに全身が震えだした。震えが尋常じゃないから、次第に恐怖心も芽生えた。
姉やんを呼ぼうと思った所で、睡眠に入った感覚になり夢を見た。夢と言っても、便座に座って見る景色そのままが写し出されていた。
違うのは右側のバスルームのドアがゆっくり開いていたこと。
そこから髪の長い女がゆっくりと顔を出して、こちらを見ていた。顔は髪の毛で隠れて見えて無かったけど。
314 : 本当にあった怖い名無し : 2007/11/03(土) 09:08:00 ID:ieuFYWAtO
うわ、無理!!!って思った所で覚醒して、早々にトイレから出た。
せっかくの旅行を打ち壊したくなかったから姉やんには話さんかった。つか彼女は普通にトイレ行って帰ってきたから、何も言う気になれんかった。
私がトイレに行く場合は全部一緒に入ってもらった。『姉妹でスカトロプレイかゴルァ!!』ってキレられたよ。
夜。お風呂はサボるわけにいかんかったから、2人で入ることにした。
さすがに姉やんも風呂場の異様さは分かったみたいで、何も言わず入った。仲が良い姉妹の割に無言のバスタイムになった。
姉やんが髪の毛洗ってる時に鏡の横の壁をふと見たら、赤茶色く汚れていた。見渡せば、それが何ヵ所かあった。カビじゃないのは一目で分かる。
気が狂いそうになって、私はGLAYのカナリヤを熱唱した。北海道やから。
315 : 本当にあった怖い名無し : 2007/11/03(土) 09:10:07 ID:ieuFYWAtO
寝る時もラップ音激しくて眠れなかった。姉やんは札幌ビールが入って熟睡。
怖さ紛らす為につけたテレビでは全然知らない人が調子こいている。しかも笑えん。
それが大泉洋との出会いだった。
明日は6時起きやのに、このまま寝れても起きれん思ってたら、力尽きて寝てしまった。
耳元で声がした。
3歳ぐらいの男の子の声。
あぁ男の子は元気やなぁ…って男の子!!??
焦って起きた。何で女2人やのに男の子の声が?!
そして何気なく時計を見た。
6時やった。
ちょっと感謝した。
姉やんを叩き起こして、トイレに向かった。ちなみに朝やから、一人でトイレに行きました。
ぼやけた頭で用を足して、何気なく正面の洗面台の下を見た。
眠気が一気に吹っ飛んだ。
洗面台の下には、血が飛び散った跡が壁にビッシリついていた。
怖くない上に、長文&駄文スマソ。